さわこの観察日記

ついて来れるやつだけついて来い!ライオンの子育て方式、我が家の家庭菜園

今週、関東地方もついに梅雨入りしたようだ。
しばらくは雨が多くてジメジメして、なんだか気分が上がらない毎日が続くだろう。

ちょっとローテンションになりがちなこの時期だが、私の中でちょっとした楽しみになっているのが我が家の家庭菜園に並ぶ野菜たちだ。

この時期、家庭菜園は毎年やっているが、昨年は異常な猛暑でキュウリ以外のすべての野菜が不作だった。

今年こそはリベンジだ!!と意気込み、ホームセンターでそろえた野菜の苗のラインナップはこちら!!

◆ミニトマト2種

◆キュウリ

◆ゴーヤ

◆ピーマン

◆メロンもどき(もうすぐ枯れそう)

その他、“サイパンレモン”というネーミングだけで買ってしまったレモンの鉢植え、我が家の家庭菜園の永遠のレギュラーとも呼べる私の一番のお気に入り、超優秀ローズマリー、そして抜いても抜いてもしつこく生えてきやがる迷惑なミントが脇を固める。

私流・苗を選ぶ基準!?

基本的に、私のチョイスは「勝手に育つ野菜」である。

私のやり方についてこれないヤツはどんどん脱落していけばいい!!という、ライオンの子育て方式だ。

ホームセンターで苗を選んでいる時、たまには育てたことがない野菜に挑戦してみようかなー!などという考えも浮かぶのだが、

育て方の説明に《苗のまわりを黒マルチで覆ってください》だの、
《ホットキャップをかぶせ、暖かくなってきたら穴をあけましょう》だのと手厚い世話が必要なことをにおわせてくる苗には、

どうしても「甘えやがって・・人を頼るな!!」という感情が涌いてきてしまい、我が家のラインナップに加えてやる気にならない。

毎年、子供たちに買って買って!!とせがまれるスイカの苗がまさにそれだ。

その点、私のひいきにしているローズマリーは、何にもしてやらなくてもいつもそこにいてくれて絶妙なペースで増えていくし、冷蔵庫に野菜がジャガイモしかないんですけどっという時にはオシャレなローズマリーポテトになってくれたり、バーベキューの時にはお肉のそばに置くだけで本格的っぽい雰囲気を醸し出してくれる。

それにいつもの夕食でも、お皿のはじっこに飾るだけで私を料理の上手なできる主婦ふうに演出してくれる最高のハーブである。

ローズマリーの周りに生える雑草が、私の適当さを表現してしまっているがそこはスルーしていただきたい。

とても丈夫で、寒い冬も暑い夏もものともせずいつも変わらないでそばにいてくれる。丈夫というのはズボラな私の中で本当にお気に入りのポイントだ。

だが、丈夫なだけで図々しくデリカシーが無いミントは、私の中では人間だったら超苦手なタイプだ。

すぐボーボーになりやがる・・森か!!

当初、我が家にミントがやってきた時は、私はミントを大歓迎していたのだが、ある日ミントを拒絶するようになったきっかけとなるある事件が起こった。

その日私は、マフィンと一緒にお紅茶でもいただきましょう、オホホ・・・。と思い立ち、ティーパックの紅茶を入れてそこにミントを浮かべてみた。

すると、途端にミントの良い香りがふわ~!と漂い、ただのティーパックの紅茶が高級なミントティーに変身したのだった。

なにこれっ!最高!!と感動した私はゴクゴク紅茶を飲み干した。

そして飲み干した後、何気なくミントの葉っぱを見ると、なんと葉っぱの裏に無数のアブラムシが点々とへばりついていたのだ。

え!!!ちゃんと洗ったのにこんなにアブラムシが!!!

私、アブラムシティーを大喜びで飲み干したよね(꒪ȏ꒪)?

オエーーーー(涙目)オエーーーー。。

アブラムシティー・・・ォェーーーーォェーーーー(あとひいてる)

実際ミントに罪は無いのはわかるのだが、どうしてもそれがトラウマとなってしまい、即座に家庭菜園からミントを引っこ抜き処分した。

だが、どんなに引っこ抜いても気づくと生えてくるミント。

生えてくるどころかちょっと気を抜くとボーボーになり、家庭菜園の半分以上を占めてくる勢いで増える。

その姿が腹立たしく、また根こそぎ引っこ抜く。

すると、モグラたたきのように全然違うとこから生えてくるミント。
地下で遠くに根っこが伸びているのだろうか。

またお前かーーーー(怒)!!と引っこ抜く私。(繰り返し)

そんなわけでミントを語る私の言葉には若干トゲが含まれてしまうのだった。

このミントの姿を見れば、はだしのゲンのお父さんもきっと

おまえもムギミントのようになれ
踏まれても踏まれても
たくましい芽を出すムギミントになれ

と諭したであろう。

その他、家庭菜園で簡単に大量に収穫ができると言えば、一般的にはミョウガなどもよく名前があがる。

私はミョウガが大好物なので2年連続で栽培に挑戦したが、全く収穫には至らなかった。
その原因は明らかである。

湿気があって暗いところを好むミョウガを、めちゃくちゃ日当たりの良い場所に植えてしまっているからだ。
わかってはいるが、私の用意した環境についてこれないのならやはり枯れてもらうしかない。
家の裏の日当たり悪いとこに植えたりしてナメクジと共存しているのを見つけたりしたらどっちみち秒で闇に葬るだけである。

今年の収穫はいかに!?

昨年まで家庭菜園の土づくりにこだわり、1週間がかりでせっせとあれこれ混ぜたり細かくしたりして、俺のイタリアンばりに『俺の土、俺の土』と連呼していて若干うっとおしかった主人は、今年はすっかり家庭菜園に興味を失いノータッチなため、まさに“ただの土”での野菜の栽培となっている。

ますます野菜自身の力が試されることとなっている今年の我が家の家庭菜園。

果たしてどれくらいの量を収穫できるのだろうか?何もしないくせに、ひそかに野菜の出来栄えを楽しみに見守っている私である。

我が家の庭の番人!

ちなみに、こちらは我が家の庭の番人(番オラウータン?)・・。

よく行くホームセンターの端っこで数年前から誰にも買われずほこりを被りひっそりとたたずんでいた彼・・。

この彼をずっと我が家に連れて帰りたがっていた主人。

お値段28000円に躊躇して一歩踏み出せずにいたが、昨年思い切って店員さんに、ちょっと傷ついてるからすこーしお安くなりませんか?と交渉。

店長さんに聞きに行ってくれた店員さん、なんと30%オフでOKと言ってくれたのだが、主人がなんとなくまだモジモジしていると再度聞きに行ってくれ、なんと半額で販売してくれることに!!

28000円→14000円で、晴れて我が家の一員となったオランウータンくん!!

たまにぼーっとして外に出ると、『誰かいるっ Σ⊙▃⊙!!』と飛び上がってしまう、まさに庭の番人である。

このオランウータンと共に、収穫まで家庭菜園を見守っていこう。梅雨入りしたばかりだが、すでに今から梅雨明けが待ち遠しい私である。

ABOUT ME
富岡紗和子
神奈川県湘南在住、占い師(帝王命術売占い鑑定師・四柱推命鑑定師)ラジオパーソナリティ・エッセイ作家・法人役員(役員暦24年)の富岡紗和子です。 現在、二人の娘を持つ母でありサーフィンとビールをこよなく愛するアラフィフ女子です♪ ⇒ ⇒ 詳しいプロフィールはこちら

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