先日、車の運転中にラジオを聞いていた時に、「災害時のトイレ、備えていますか?」という自治体からのお知らせをやっていた。
私は過敏性腸症候群(IBS)なので、とにかくいろんな場所で無駄にお腹を下し、トイレを借りることが多い。
コンビニやスーパー、はたまた観光地のお寺まで。。笑
普通にトイレが借りられる状況でも、そこにたどり着くまでに毎度大パニックで危機一髪!ってことが多いのに、大地震なんかで水道が止まってトイレが使えなくなったりしたら、どうなってしまうんだ?とめちゃくちゃ気になりだしたので、自治体のホームページから調べてみた。
すると災害時のトイレ、ちゃんと備えておかないと、IBSの人に限らずみんな命の危険にさらされることがわかった。←本気で
過去の震災でのトイレ状況はどうだったのか??
阪神淡路大震災
水の出ない避難場所のトイレがみるみる便の山になり、校庭の隅などで用を足す人が続出。
また、仮設トイレも便でいっぱいであふれ使用禁止。なぜなら汲み取り車が来ないから。(しかも仮設トイレができるまで地震から3日ほどかかる。。)
↑ 避難場所のトイレの実際の写真も確認したが、本当に恐ろしい光景であった。現代社会でトイレが普通に機能しているのが当たり前な環境に生きていて、災害でトイレが使えなくなることなど普段想定すらしていなかった私は、トイレの個室内に便が山のようになった衝撃的なこの写真を見て、あらためて恐怖を感じた。
新潟県中越地震
車のなかで避難生活を送る人が多く、トイレに行くのが大変だったため
トイレに行かないように水を飲む量を減らしたり食事を減らす人が多くなった。
その結果、せまい車内でエコノミークラス症候群になってしまった人たちもいた。
地震や避難生活のストレスで心疾患などで亡くなる方も多かった。
震災のストレス、トイレに行けないストレス、トイレに行かないように飲食を控えるストレス。。想像するだけで耐え難い環境。しかも災害時となると普段のIBSのピンチという範囲を超えて、トイレのストレスからエコノミークラス症候群や心疾患まで引き起こしてしまうとは初めて知った。トイレを自由に使えないことが、命の危険にまでつながるのだ。
東日本大震災
下水処理場が大きな被害を受けた。汚水が流れないので自宅でビニール袋に排泄する人も多かった。下痢や嘔吐などの感染症の症状が発生した被災者もいた。
参考:生死を分けるトイレの話 ―災害時のトイレ問題とその解決法―上幸男著
被災し、トイレが普通に使えない状況で、さらに感染性胃腸炎がひろがってしまうなんて。用を足したあと、通常通りに手洗いができない状況も考慮して予め備えることが必要なんだな・・。
携帯トイレを用意しておこう!
災害時、トイレくらいはストレスなく使えるように備えなくてはいけない。
そんなもしもの時のために用意しておくと安心なのが携帯トイレだ。
自治体では、最低1週間は自力でなんとかトイレを確保するように勧めている。
必要な携帯トイレは、4人家族7日分で約200回分と言われている。
私のように、人の何倍もの回数トイレに行くIBSの人は、健康なお腹の人よりも、もっと多目に備えが必要である。(むしろ1人で200回分必要ではないか・・。)
もし自宅のトイレが無事ならば、自宅のトイレに携帯トイレをセッティングするのがベストらしい。
便器の中に下地用の袋をかぶせたら、基本的にその下地用の袋はそのままにし(養生テープで固定すると良い)、その上に便袋をセッティングし凝固剤を入れその上に用を足す。
用を足したら便袋のみを取り出し、空気を抜いて入り口をしばる。→ゴミ収集日まで密閉できる容器などで保管する。
携帯トイレは、凝固剤+ビニール袋で成立する。
備える場合は、凝固剤だけ、ビニール袋だけではなく必ず《凝固剤+ビニール袋》をセットで用意しよう。
参考:携帯トイレトレーナーの長谷川高士さんによるレクチャー動画
この携帯トイレは災害時の備えとして不可欠であると同時に、過敏性腸症候群で悩む人たちにとって災害時以外にも救世主となるのではないだろうか。
関連記事;携帯トイレがIBSの救世主になる!?
衛生面に注意!!
災害時には水が使えず不衛生になり、ノロウイルスなどの感染性胃腸炎などが広がるケースが多い。
手が洗える場合は手洗いを!(手を洗う水が出ない場合は給水車などから調達しなければならない)
手洗いができない場合はウェットティッシュと手指消毒液の併用が大切とのこと。
携帯トイレと一緒に、ウェットティッシュと手指消毒液も防災グッズに揃えておこうと思う。
あると安心!次亜塩素酸の殺菌水
我が家では呪いのウイルスと呼んでいるノロウイルス・・・。ノロウイルスには一般的なアルコール含有の消毒液は効果が弱い。
ノロウイルスなどに効果があるのは次亜塩素酸系だ。
次亜塩素酸系といえば家庭で使う塩素系漂白剤(ハイター等)。
ノロウイルスが流行する時期など、嘔吐物の処理などは塩素系漂白剤を利用することが推奨されている。
だから何がなんでもノロウイルスに感染したくない一心で、子供の帰宅後などにハイターで手を殺菌したい・・・。と思うけど、実際はそんなことをしたら危険すぎて手荒れどころではないし、絶対に無理である。
そんな時に発見したのがドクタープラスという「高濃度次亜塩素酸 電解機能水」。
たまたま歯医者さんで口内の殺菌のために販売していて知ったのがきっかけなのだが、歯医者さんで販売していることからわかる通り、口に入れても安全な成分でできている。にもかかわらず、細菌を数秒で滅菌レベルに無くしてしまう高い殺菌力を持つという理想の殺菌水。
原液を用途に合わせて希釈して使用するのだが、なにしろハイターなどとは全く違い、手肌に付けても安全なのに“高濃度次亜塩素酸”の名の通りノロウイルスへの効果もすごい。
ハイターで手を殺菌してやりたい!というノロ恐怖症の希望を叶えてくれるドクタープラス。
私はノロの流行時期に限らず、希釈した液体をスプレーに入れて一年中愛用している。
スプレーに入れたドクタープラスをシュ!シュ!とするだけで、まな板やテーブルの殺菌もできて食中毒予防になる。
また消臭効果もすさまじく、排便後の匂いなんか一発で撃退だ。トイレの消臭スプレーだと、排便後の匂いVS消臭剤の“戦い臭”がなんとも耐え難いと感じる人も多いと思うのだが、ドクタープラスの場合はスプレー後に若干プールの塩素のようなにおいが一瞬するだけであとはすぐに無臭になる。
超くさいウンチをしたあかつきには、ぜひ実験してみていただきたい。感動でウヒョヒョー!!となること間違いなしだ。
また我が家では子供がオネショをした布団のにおい消しにも大活躍している。天気があまり良くない日にオネショをされるとアンモニア臭が取れないのがすごく悩みだったのだが、ドクタープラスをスプレーしてから布団乾燥機で乾燥させるとビックリするくらい臭いがとれる。
簡単に洗えないものの殺菌にもかなりおすすめである。
携帯トイレのにおい消しや、感染性胃腸炎の予防にも大活躍するので、ドクタープラスも防災グッズに加えておくと心強い思う。