出産&子育て

産後の里帰りがストレス過ぎた YAZAWA似の父の悪行

産後 里帰り ストレス

女性はなぜ出産で里帰りするのだろうか。

子供が保育園に通っている時代、出産したママさんたちを見ていると、
知り得るほとんどのママが実家でゆっくり過ごし
中には産前から産後までとずいぶん長いこと里帰りをしているママさんなどもいた。

産前産後といつまでも実家にいる理由、それはおそらく実家で親の手を借り、
出産で疲れた体を休めるためであると同時に
ママさん自身が『滞在したいと思う』居心地の良い実家だからだと思う。

我が家には小学生の二人の娘がいる。二人の娘を出産したころは、
私の実家は自宅から車で30分ほどの場所にあった。

長女を出産した時は、産前は実家に帰らず退院後に2日ほど実家に帰っただけで
すぐ自宅マンションに帰ってきた。
8年ほど前のことなのだが、2日ほどしか滞在しなかった訳は
おそらく実家に滞在するメリットを感じなかったからだと思う。

そして忘れもしない、次女の出産後の出来事。

次女の出産後も初めからそんなに長く実家にいるつもりはなかったのだが
入院中あまり眠れず本当に疲れていたため、
自宅に戻るまえに少しでも休んで体力を復活させておきたい、
くらいの気持ちで退院後、実家に向かった。

実家にはなにも期待することはないのだけれど、産後の体を休めるため、
とりあえず寝ておきたい。

大きなことは何も望んでいない。
とりあえず寝ておきたいという、そんなほんの小さな願いが、
実家の父親により叶わぬものとなったのである。

以前に義父の話を書いた際にも少し触れたのだが、
実家の父親は見た目が矢沢永吉に本当に似ているにも関わらず生粋のケチである。
「男が惚れる男」と称される矢沢永吉とこんなに顔がそっくりだというのに
生粋のケチなため、ますますケチが際立って見えるという残念な結果に陥っている私の父。

この親父が本当にやらかしてくれた。

次女が生まれた時、父はパソコンのオンラインで麻雀の対戦をすることにハマっていた。

私が独身時代に使っていた部屋はすでに片づけられ、
結婚していない兄が使用しているため
私は里帰り中、リビングの隣にある部屋で寝ることにしたのだが、
運悪くこの部屋にパソコンが設置されていたのだった。

まともな父親ならば、いくら麻雀にハマっていた時期だとしても、
その間だけは我慢して出産という大仕事を終えて実家に戻ってきた娘に休息をとらせてあげたいという親心のひとつも見せるのが普通ではないだろうか。

だが父は違った。

夜中の12時、1時になってもパソコンの前に張り付き酒を飲みながら麻雀をやり続けていて
いっこうにいなくなる気配がない。

赤ちゃんが眠っている間に少しでも寝たいのに、電気を暗くした部屋の隅っこでボー!と光るパソコンの画面。

イライラする・・・。

いつになってもいなくならない父、挙句の果てに挑発してくる対戦相手に激怒し、
てめー!コノヤロー!!と大声で罵詈雑言を吐く。

ホントにイライラする。眠れない・・・。

なんで私、実家に里帰りしてこんな目にあってるんだろう。と疑問が湧いてくる。

その後、次女がむせてミルクを吐き出してしまったのだが、両手がふさがっていた私が、
タオル持ってきて!と父に頼むと、父はパソコンの前から一向に動かず

無理。と、のたまった。

へ・・・?無理?

産後里帰りしたヘトヘトな娘の睡眠を邪魔し続けたあげく、
タオルひとつ持ってくるのも無理?

頭にきた私が、くだらない麻雀と子供の世話、今どっちが大事なわけ!?と聞くと、
父は『麻雀』滑舌よく答えた。

うわぁ・・・。マジか・・・!!!!!

こんな父親いるのか?あまりにも呆れ果て、言葉が見つからない・・・。

その時だった。

不意に部屋の中に悪臭が立ち込め始めたのだ。
突然の不意打ちに一瞬、何が起きたのかがわからず呆然とした。

次の瞬間、頭にカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!と血が上ってくるのを抑えることはできなかった。

なんと父がこの密室の中で、とてつもなく臭いオナラをしたのだ。

本当になんなんだよ!!!!

もう怒りを抑えることはできなかった。

もう一度言うが、私は出産という人生の一大イベントを終え、日常に戻る前に少しでも休みたいと実家に里帰りした。

だのに、私のいる部屋で夜中まで麻雀をうち、暴言を吐き、助けを求めても動きもしない。
挙句の果てに密室で毒ガスでもぶちまけてきたのかと思うほどのすさまじい放屁で人の命を危険にさらすというこの翁・・・

くだらねぇ!!

産後里帰りとか、もう超くだらねーーーー!!!
1日でも里帰りした自分、馬鹿馬鹿しいーー!!

翌日、私はさっさと荷物をまとめると主人の待つ自宅に戻った。

あんな強烈なストレスのコンボをくらわされる実家に、好きこのんで里帰りする意味など皆無である。

産後、色々な事情で里帰りができないと悩んでいるママさんの相談などを子育てサイトなどでよく目にするが、そんなママさんに

里帰りできたとしても、その里帰りが強烈にストレスになることもあるんだよ!
旦那さんと二人でがんばれ!と背中を押してあげたい。

父を反面教師に

そして次女の出産から6年が経過した現在でも、産後里帰りと聞くと、
居心地の良いご実家と素敵な親御さんでうらやましい限り。。
という素直な感想が頭をよぎる。

その後、実家のパソコンは夜中の酒飲み麻雀で激怒した父に叩き壊され
帰らぬパソコンとなったと母から聞いた。

うちの二人の娘たちが結婚して産後里帰りしてくれた日には、
娘たちがすこしでもくつろいで体を休めることができるようちゃんとサポートしてあげたい!!と今から決意を固めている私である。

ABOUT ME
富岡紗和子
神奈川県湘南在住、占い師(帝王命術売占い鑑定師・四柱推命鑑定師)ラジオパーソナリティ・エッセイ作家・法人役員(役員暦24年)の富岡紗和子です。 現在、二人の娘を持つ母でありサーフィンとビールをこよなく愛するアラフィフ女子です♪ ⇒ ⇒ 詳しいプロフィールはこちら

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