今朝、洗濯ものを干すために洗濯機のある洗面所に行くと
お風呂場の入り口に、マロニーちゃんが数本落ちているのを発見した。
こんなところにマロニーちゃん。。
通常お風呂場にあるはずのないマロニーちゃん。
次女(6歳)の仕業だ。
お鍋の具の中でマロニーちゃんが一番気に入っている次女、
おそらくマロニーちゃんを湯船に入れたらどうなるのかの実験を行ったようだ。
親の知らないところで色々やっているものだな・・。
そう思いながらマロニーちゃんの残骸を片付けた。
次女は今年で小学1年生になり、外ではお姉さんらしく振舞うようになったため、
他のママさんパパさんからは『普通になったねぇ!』と褒められることもしばしばだ。
いや、通常は大きくなったねぇとか、お姉さんになったねぇ、
などと声をかけられるのが一般的だが
人間寄りのおサルさんとして活動していた保育園時代を知るママさんパパさんとしては
まず次女が普通の人間として小学校に通っていることに驚くようだ。
親の目から見ても、小学校では人間の子としてなかなか頑張っているように見える。
そんな次女だが、自宅に帰ってくれば昔と変わらず、
本能のまま自由に生きている。
うちの子供たちの通う小学校では、その日の宿題の他に、
教科書の音読と月替わりで課題が変わる運動の宿題が毎日セットになっている。
月替わりの運動は腕立て伏せや腹筋、ブリッジなどで、
学年ごとに何回できたら3点とか、何回以上できたら5点などと決まっていて
親が見届けて点数を記入し、確認の印鑑を押すことになっている。
先日、長女(小学3年生)が運動の宿題のカエル倒立をするので、
何秒できるか見ていて!!と主人に言うとさっそくカエル倒立を始めた。
このカエル倒立、慣れないとなかなか難しいポージングである。
参考:JapaneseClass.jp
長女は集中し、一生懸命にバランスをとり、
若干プルプルしながらも『1、2、3・・・・・・』とまじめに秒数をカウントし始めた。
「うまいうまい!」
主人がまじめにやっている長女に声をかけながら見守っていたその時、
すっかり宿題に飽きていた次女の目がキラリと光った。
カエル倒立に集中する長女の背後にそっと近づくと、なんと長女のお尻のニオイを嗅ぎ
渋い顔をしながら右手を顔の前にパタパタさせ『くさいくさい』のポーズをしている。
表情は完全に志村けんのコントである。
必死に耐える主人・・。
まじめに頑張っている長女の手前、親である主人が今笑うことなど絶対許されない。
たたみかけるように何度も長女のお尻のニオイを嗅ぎ、
『くさいくさい』のポーズを繰り返す次女。
主人は鼻の穴と瞳孔を全開にしながら必死の形相で笑いをこらえている。
最初は集中していて次女の悪行に気づかなかった長女だが、
主人の様子からなんとなく異変に気付いたようだ。
だが長女もせっかっくそこまで頑張って秒数をカウントしたカエル倒立を、
次女の悪ふざけのために途中でやめるわけにいかない。
なんとか最後まで耐えて目標の秒数をやり切ったのだった。
やり切った瞬間、ブチ切れる長女・・・
逃げる次女・・・猛ダッシュで追う長女・・
当然次女はすぐに長女につかまり、ぶっ飛ばされていた。
次女は世の中の必然についても少し学ぶ必要があるだろう・・・。
いつも兄弟げんかを見かけるとすぐ注意するのだが、今回ばかりは・・
私は成敗される次女をそっと見守ったのだった。
翌日、スイミングで子供の付き添いに来ていた私のお友達に会った次女は、
お友達の家で飼っているポメラニアンを2円で譲ってくれるよう交渉し
もちろん断られていた。
そして今度は、『駄菓子屋でお小遣いを使わず貯金して犬を飼う!』と目標を定め、
毎日張り切っている。
次女は6歳児なりに、なにやら日々を忙しそうに過ごしている。
親としてはお勉強のほうももう少し人並みにしてくれると非常に助かるのだが、
次女は自分自身の心が動かない限り頑張らないタイプのようだ・・。
自分の心が動いたことに関しては、コントであれ貯金であれ全力でやっているので、
まあそれはそれで良しとしよう。
小学校入学後、半年ほどたった次女の近況であった。