今年も、群馬の草津温泉に一泊で遊びに行ってきた。
草津温泉はにっぽんの温泉100選のランキングでも連続一位を獲得している日本の名湯である。
全国温泉ランキングで一位なら
温泉は草津に行っていれば間違いない。
むしろ関東に住んでいるなら草津以外の温泉行く必要がないのでは。
という結論に至り、
毎年一度は必ず訪れているのだが、
それは単にランキングがどうこうと言うより、
この温泉街に引き寄せられる何か引力みたいなものを実際に感じているとからなのかもしれない。
毎年訪れても飽きない温泉なんて、そう多くはないはずだ。
初めて草津温泉に訪れたのは20代前半だったと思うが
温泉街の真ん中にある草津温泉の象徴ともいうべき湯畑の前を歩き、
湯けむりあびただけで、身に着けていたシルバーアクセサリーが真っ黒に変色してしまい
テンションがガタ落ちした記憶がある。
それほどパワー全開の温泉なのだ。
温泉自体の泉質の良さももちろん、この有名な湯畑は夜はライトアップされ、
もくもくと湧き上がる硫黄の香りの湯けむりの風情と
何か温泉と結びつかないようなキラキラ感が一体化し、
なんとも言えない独特の雰囲気を醸し出している。
昼間見る湯畑と夜の湯畑、全く違う魅力があるのだ。
なんといってもビジュアル最高!!
昼の顔と夜の顔がまったく違う草津温泉。
だから夕食の後のお散歩も毎回ワクワクした気持ちで楽しむことができる。
何度訪れても本当に飽きない、
適度な派手さのある大のお気に入り温泉である。
草津温泉で有名なのが「湯もみ」。
「草津よいとこ一度はおいで~♪チョイナチョイナ」の掛け声に合わせ
「湯もみ娘」と呼ばれるお姉さま方が、木の板でお湯をかきまぜる「湯もみ」。
草津温泉は源泉がとても熱いのでそのままでは入れないのだが、
水を足して温泉の効能が薄まらないようにと生まれた風習であるとのこと。
湯もみショーは湯畑の前の熱乃湯で見学できる。
温泉街には射的やスマートボールなど、子供も大人も楽しめる遊技場もある。
我が家の2人の子供たちも去年に続きスマートボールに挑戦!
なかなか的に入らないボールに焦る子供たち。
すると長女7才が、店員のお兄さんに向かって
『去年はおまけしてもらったよ( ̄o ̄)』と一言。
女を武器にするを通り越して、
60代マダム並みの図々しさをいかんなく発揮する長女。
その気迫に押された店員さんに、もう1プレイおまけしてもらい
まんまと大きいぬいぐるみをゲットした子供たち。
やはり世の中、図々しい者勝ちなのか。。。
勉強になる。
おすすめの草津土産といえば
ところで、草津温泉のお土産と言えば、外せないのが温泉まんじゅう。
私のお気に入りは草津の湯畑のすぐ近くにある、ちちやの温泉まんじゅうだ。
皮がしっとり柔らかくてとっても美味しい!
ふだん甘いものを食べない私でも美味しいんだから
ふだんから甘いものが好きな人にはたまらないことだろう。
注文後にお店のおばちゃんが、お饅頭の箱を、ちちやとプリントされた紙で巻いくれるのだが
そのすさまじい梱包の速さは、もはや魔法のレベルである。
ちちやでお買い物をするときは是非その瞬間を見逃さないでほしい。
定番のお土産の他にも、面白いものを発見★
お湯を注ぐとお茶碗の中が真っ赤にヽ(´o`;怖い。。。
味は普通。笑
話のネタにもってこいの、ひとひねりあるお土産!
毎回ありきたりのお土産に飽きてしまった人にはおすすめだ。
旅行にも、もちろん同行IBS(五・七・五)
余談だが、旅行といえば必ずつきまとう厄介な問題が私にはひとつある。
長年患っている過敏性腸症候群(IBS)である。
コイツ(IBS)は人の都合を全くかえりみず、
今はダメだろ?という絶妙なタイミングで
お腹の急降下を引き起こす本当に厄介や病気なのだ。
海外旅行だろうが国内旅行だろうが、
ちょっとしたドライブだろうが、
とにかくトイレに行けない状況になると、奴(IBS)は喜んで活動を開始する。
健康な人はあまり気にしないことだと思うが、
旅行やドライブには必ず、絶対トイレに行けないシチュエーションがあるものだ。
そんな瞬間を、IBSは敏感にキャッチする。
いわばスーパーレシーバーなのである。
最近、IBSが前より改善してきた気がする。
なんて思っている矢先に旅行に行くと必ず、
『うん。全然治ってないね。』と実感する。
改善してきているのではなく、日常生活でのIBSに
慣れてきてただけと思い知らされる。
今回の草津旅行でも、自分が改善してないことを実感した。
旅行に来ると毎回勃発するのが、朝食後のお腹痛すぎる問題だ。
今回の草津でも、朝食を終えて部屋に戻る途中、事件が起きた。
全く健康なお腹を持つ主人が、『おれトイレ入るから!』と
部屋のトイレにこもる宣言をしさっさと戻って行ってしまった。
なぜあなたがこもる?
圧倒的に私がヤバいのに、なぜ。。?
これはまずいぞ、とホテルの通路にあるトイレに入るべく、
はやる気持ちを抑えつつそそくさと歩いていくと
二人の娘たちが『トイレ―♪』とはしゃぎながら走って私を抜かし
先に通路のトイレに駆け込んで行った。
『な、なに∑( ̄[] ̄;)!』と慌てて追いかけたが、
娘たちは二つしかない個室にそれぞれ入り、
のんびりと用を足し始めたではないか。
『ちょっとーー!はやくー!ママが漏らしてもいいのーー?!
大人なのにだよーーー?いいのーーーーー?』と呼びかけるも、
個室からは声を合わせて
『いいよーーーー(^∇^)』との返事が。。
いいのかよ。。
のんびり用を足してやっと出てきた娘を押しのけると(いや放り投げると)
トイレに滑り込み間一髪でなんとか事なきを得た。
本当にめんどくさいお腹だ。
いちいち無駄なピンチが多い。
IBSを患う人にとっては、このピンチまで込みで旅行というものである。
とまあ、なんだかんだでチェックアウト前にももう一度温泉を堪能し、
全身ポッカポカで寒い草津を後にした。
今年も楽しい草津旅行だった。
来年の草津はまたどんな表情をみせてくれるのか
また訪れる日を今から楽しみにしている。